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昨年の秋、特養栗原ホームのH様が得意のオムライスを作って息子さんに食べてもらったそうです。
いきさつを聞いたところ…
そのころH様は夕方になると「帰らなくちゃ」と落ち着かないご様子だったそうです。
職員がよくよく お話を伺ってみると
「息子が帰ってくる。」
「好物のオムライスを作らなくちゃ」とおっしゃるのだそうです。
それで職員はH様と話し合い、ここでオムライスを作って息子さんに食べてもらおう ということになったのだそうなのです。
ただ、H様はその頃、手指の力が弱くなっており、フライパンどころかスプーンも持てず、すぐには実現するのが難しかったそうです。
そこで職員はまず、力をつけ、手指、手首を自在に動かせるようにと、折り紙作りからリハビリを始めました。
それからガスコンロの高さ、フライパンの大きさを整え、練習も、実際試作もしたそうです。
そして初冬のある日。
玉ねぎやニンジンを刻むところから息子さんにいていただき、1時間以上かけてオムライスを作られました。
息子さんはちょっと照れ臭そうに
「30年ぶりだな」
と召し上がったそうです
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| 2020年02月13日(Thu) 08時22分 | 特別養護老人ホーム | 事業所日記 | コメント(0) | ▲TOP |
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